過去に投稿された記事です
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X脚というのは、バレエの世界では美しいとされ、喜ぶべきことです。
確かに、トウシューズで立っても、アテールで立っても、膝が入り
美しいのですが、練習の仕方を間違えると、下半身が太くなります。
脚の形には
1、足の形は癖のない、まっすぐな脚。
2、X脚で、足の甲がある場合が多い。
3、O脚で、足の間が開いている。足の甲がない場合が多い。
大変大まかに分けるとこのような感じです。
その中で、指導が難しいと感じるのは、X脚です。
まず、膝を曲げて立っていても、ひどいX脚の場合は
まっすぐに見えるので、触って直すまで、X脚ということを、見逃してしまう
ことがあります。
本人も指導者も気がつかないで、練習を重ねると、太ももが
太くなり、お尻が大きくなります。
身体を引き上げることが、実感できないままバランスをとったり、回ったりするので、、足への負担が大きくなり、必要以上に脚に太い筋肉がついてしまいます。
引き上がらずに、踊れないX脚の人が多いのです。
但し、小さい時に気が付き、順を追って、指導していけば、きれいに
仕上がります。私はこの方法で、X脚の生徒を指導し、きれいな脚に
仕上げています。参考になさっていただければ、X脚で悩んでいる
生徒の力になれると思います。
1番から5番のポジションを教える段階において
*1番のポジションは両方のかかとをつけるように指導をすると
膝が曲がり、お尻に力が入らなくなります。
まずは、膝を伸ばし、お尻をしめて、上体を引き上げる感覚を
覚えさせてあげましょう。
1番ポジションはXの度合いにより、かかととかかとの間は多少
開いてしまうことになりますが、これは、次の段階で直していきます。
*上体を引き上げ、膝を伸ばす感覚がわかったら、床からまっすぐに
立つ、その子なりの足の引き上げを感じさせながら、改めて
1番のポジションをかかとをつけ、上体を引き上げ、足を長く上に
引っ張るつもりで、再構築させていきます。
以上のように、X脚の足は、膝をしっかり伸ばし、お尻をひきしめ、
引き上げる感覚が、つかみにくいため、下半身に肉がついてしまう
場合が多いのです。
せっかく、美しくなる素質のある脚なので、上手に指導してあげたいものです。
X脚の指導は注意深く。