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☆発表会練習☆に思うこと

今日は発表会の練習でした。

最初は白雪姫の練習です。
この白雪姫はなんと初演が30年くらい?前☆
初代白雪姫が私でした。

そこから臼倉バレエスタジオ発表会ではほとんどの会で白雪姫を
するのです。

3~5歳がリスとウサギ
小学1年2年が花と蝶
3,4,5年が妖精
小人はすべての役を卒業してきた人たちから、希望者を募ります。
白雪姫は小人を卒業した人から募ります。
そうして、上の子供達が下の子供達の面倒をみながら、教えながら
振付、練習が進んでいきます。

今日はリスやウサギを手際よく、面倒をみながら自分の踊りも
精一杯している、白雪姫や小人をみながら、私はそっと涙を
拭いてしまいました。
あ~書いているだけで、涙がでます。(~_~;)

泣き虫でいじけ虫で恥ずかしがり屋で面倒くさがり屋で覚えの悪い
要領の悪い子供達だったのに・・・

いつの間にこんなに私を助け、手伝いをしてくれ、気がつく子供に
成長したのだろう!!
大きくなった・・・

この上級生をみて、下級生達はいつかまた自分より小さい下級生を
しっかり面倒られるように育ってほしい・・・
そう思うとまた胸が熱くなる私です。

あ~今から、こんなに涙もろくては発表会ではどうなることやら・・・

白雪姫のあとはくるみ割り人形の振付、練習です。
【お菓子の国の情景です。】
マーチは幼稚園年長と1年生
キャンディーボンボンは2,3年生
トレパック、あし笛は上級生
1曲づつがしっかりとした有名な曲で、2分以上あります。
それをきちんと覚えるのは大変なことです。
それぞれが自分の動きを責任を持って踊らないとだらしのない
踊り、動きになります。
きっちり動けば、お菓子の国の色鮮やかなかわいい踊りとなります。

子供達は想像力を働かせて、自分の踊りや動きの意味を理解しながら
練習してほしいと思います。

他には川崎教室の生徒がコッぺリアの中から
祈り、結婚、コッぺリアワルツを踊ります。

発表会に願うこと・・・

それぞれの子供達が違うスタンスでバレエに関わっています。
週1回を運動不足解消や、姿勢を正すために楽しんできている子
週2回をなんとか、時間をやりくりしてきている子
週3回以上~毎日バレエ1番で来ている子。
受験や塾の合間をぬって来ている子。
最近は母達も仕事を持っていらっしゃる方も多く送り迎えも
大変な中、頑張っている方。


その時の子供達の学年や、気持ちやご家庭の状況で、色々な
関わり方になるのです。

だから人と比べない・・
比べるのだったら、1年前の子供のバレエの状況と・・比べる。
そしたら、どんなにか成長したかが判るでしょう。

子供の成長を純粋に喜んでほしいと思います。

時々、発表会後にこんな意見を聞くのです。
「だれだれちゃんと、同じ学年なのになんで家の娘は
だれだれちゃんほど上手じゃないのかしら???」
「もう才能がないからバレエは辞めさせます」

こんな意見を聞くと子供がかわいそうで、胸が締め付けられるのです。

私も親ですが、自分の子供を見るときに、
だれだれちゃんとは、比べません。
その子なりのバレエの取り組み方があるから。

才能があるから何かをさせることもありです。
でも、才能がなくてもその子が何かを好きでその中から、挫折や努力
や喜びを精一杯感じていることのほうが親としては
大事なことだと考えます。

発表会までの努力は大好きですが、終わった後も皆が自分の子供の成長を
喜んで頂ける機会にしたいと切に願っています。

2011年05月15日 22:41