過去に投稿された記事です

高みを見つめて・・手を伸ばす・・

昔・・昔・・

私が・・憧れていた先生(私がドンキを踊った時のパートナー)がいた。

サザンオールスターズの曲でバーレッスンをし(オシャレ!!)
羽があるようなジャンプをする・・
!!軸足は強く、身体は細マッチョ・・
顔はそんなに素敵ではないのだけれど・・踊りだすと
そのスタイルの良さと、美しい筋肉にほれぼれした・・

私ができないところを練習していると・・タバコを吸いながら
横目で「顔をきちんとつけたら いけるよ」とさらっと的確な
注意をしてくれる。

あるとき、すごくコンディションの悪い床・・つるつるの床
でリハーサルをした時・・
文句もいわず 完璧に踊った・・
「僕・・床にまっすぐ立っているから平気」

私は思わず「先生はいいですね。何でもできて上手で!私は自分に満足いく踊りを
踊れたことがないんですよ。」と言った。

先生は「僕も、満足できる踊りを踊ったことないんだよ・・だから辞められない
まだ、踊っている・・」

私はこんな上手な美しいかっこいい踊りを踊る人でも満足できないんだ
と感激した。

私もいまだ、自分に納得いく踊りをしたことがない・・だから努力を
することを怠れない。せめていつか心だけでも踊りを掴んでみたい・・

今週・・ある生徒が発表会で満足できる結果をだせたので・・辞めますと
言ってきた。
ふと 昔のこの先生とのやり取りを思い出さした。

今の子は現実的である・・今・・夢を語れる、訳の分からない事を言っても
許される年代なのに・・
この年代で満足のいく結果って何なのだろうか。


2011年09月08日 17:30