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椿姫 La Dame aux camelias

今日は 午前中はスタジオでお世話になっている方のシルクフラワーアレンジメントの
展示会がホテル西洋で開催されていたので、ご挨拶に行きました。

私とは真逆な良妻賢母的な素敵なマダムが一杯いらっしゃいました。
ゴージャスなアクセサリーに素敵なお召し物・・
素敵でした。
シルクフラワーアレンジもとても豪華でした。

(ある友人と一緒に行ったのですが、この友人とは去年再開したのです。
お互いに引っ越しが多く、共通の友人もなく音信不通だったのです。
彼女はあちらこちらと長い海外生活・・実家も移転していて探す手立てもなく
一生会えないと思っていたのに
都立大の交差点で私が車の運転中に17年ぶりに見つけたのです。
昔と変わらぬ長い髪の彼女を・・思わず窓を開けて名前を叫んだのですよ。
ずっと会いたいと思っていたから嬉しかったなぁ!
会いたいと思っているといつか会えるのでしょうか。
神様は見ていてくれているのかも。)

その昔からの友人と今日はカッツィーニのアベマリアについて語り
最後は椿姫・マノン・レスコーのあらすじを私が話し 久しぶりに
椿姫の世界にひたりました。少女に戻りきゃきゃと話してしまいました。

『椿姫』(つばきひめ、原題:La Dame aux camelias)はアレクサンドル・デュマ・フィス(Alexandre Dumas Fils、小デュマ)が1848年に実際の体験を基にして書いた長編小説。主人公のモデルはかつて作者が交際していたマリー・デュプレシという高級娼婦。恋人アルマンのイニシャルである『AD』は小デュマのイニシャルと同じ。

椿姫とマノン・レスコーは私が小学生の時に大好きで良く読んでいた
のです。特に椿姫のマルグリット・ゴーティエが1か月の25日間は白い椿を
身に付け残り5日間は赤い椿を身につけるというくだりは鮮烈で
庭の椿を部屋に飾った覚えがあります
(小学生だから白い椿を持つ意味が判っていなくて今考えると怖いですね・・)
(マルグリットは仕事をする時は白い椿を持つのです)

私にとって、恋人のアルマンの存在もマルグリットの心を優しく溶かす
暖かな陽の光のようで大好きでした。

そのアルマンの将来を思いやるマルグリットの気持ちも美しくて
小学生なのに読んでは切なくなっていたのを思い出しました。

オペラやバレエでも椿姫はあるのですが・・小学生の時に本を読んで
頭の中に想像上のマルグリットとアルマンが美しく存在していて
どうも受け入れられないのですよね。

椿姫は作家デュマの体験を元に創られたのですが 享楽的に見え
装飾された人間の生活の下に隠された ピュアな感情と美しい
描写がとても好きな小説です。

フランス・・イタリアで思い巡らせたいなぁ!!


2011年11月19日 00:06