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ひとりごと!!

昨日は午前中は表参道にレッスンに行きました。

帰りにバレエ用品のお店でトウシューズや頭飾りを買っての帰りのこと。

ハチ公広場で見た感じホームレスと思われる80歳くらいのおばあさんが
いました。顔には擦り傷のようなものがあり、すごく痩せていて
開けられないようにカギのかかったゴミ箱を小さな身体で覗き
手を入れていました。でも小さな身体ではゴミ箱の中まで手が
入りません。持っていた傘でゴミ箱をかきまわしだしましたが
何もないみたいで、しばらくするとあきらめてゴミ箱の横に
ぼっ~と立っていました。もし自分のお祖母ちゃんだったら悲しいなと
思いつい立ち止ってしましました。


私は心配になり・・ハチ公前の交番を覗きました。
おばあさんに声をかけてくれないかな・・
警察官は・・多分見なれた光景なのか気にも留めていません。
行き交う廻りの人も 誰も気づかない?気にも止めない。
せめて気づいてほしい・・
なにも出来なくても心を留めてほしい。

私は何だか立ち去れなくて・・おばあさんのことも悲しかったけど
自分のことで精一杯に歩き去る人々の姿が寂しくて・・。

NYにはホームレスが時々いる・・行き交うひとは目を留めることは
する。身なりのいい人や若い人が立ち止りお金を渡す姿も少なくない。
ある時は一旦通りすぎた女の人が首をふりながら戻ってきてお金を
渡していた。
通り過ぎた自分の心が悲しくなったのだと思った。

私は30分ほどその場にいて・・自販機を見つけ暖かいお茶を買って
一緒に飲みました。
暖かいものを今日は食べてほしいと思い・・・

30分の中で皆忙しそうにハチ公前を通り過ぎていくのに、帰れない自分は
皆とは違う変わった人間なんだなと改めて感じ
私は変わった人間で全然いいや!と思った。

家に帰り・・受験生の娘に《人に合わせて生きる必要はないよ。皆の価値観が
すべてではないよ。学歴などに惑わされず自分の心を育てなさい。あなたにはいいところが一杯あるから。私は、受験や学歴や職業で人間の真価は問わないよ》
と伝えた。

2011年11月30日 14:24