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コンクールに向けて。

今週はコンクールがあり生徒が出場します。
お正月に行われるこのコンクールには
もう15年近く14回にわたり出ています。
1回でなかったのは昨年のお正月。
たまにはお正月を人並みに休んでみようと思ったからです。

今年はまた復帰して出場の為、コンサートが終わっても気を
抜くことなくコンクールに向かっています。

今日は、11時から始まったレッスンはPM4時までびっちり
続きました。
最後は私も生徒も目がチカチカして生徒の顔がぼやけて見えたので
終わりました。

今日は3人の生徒に教えていたのですが3人のそれぞれの悪いところ
を見つけ、
直さなくてはいけないところを冷静に客観的に見て
出来るように的確なアドヴァイスを送りながら一緒に踊る作業は
思った以上に疲れます。はぁ~!

1回の注意でキャッチしてくれることはまずないので、根気強く
できるまで付き合っています。
でも限度がありますので、何回も同じことの注意を繰り返さなくては
いけないと、集中力のなさにいらっとするのです。

今日は3時間が経過したときにまた、最初の注意に戻らなくてはいけない
局面があり、さすがにきつく注意を促しました。
いわれて出来るようになったことをまたゼロに戻すなんて
もう教えられないよ・・と言いました。

その生徒はトウシューズを直すふりをして泣いていました。
私は気がつかないふりをしてほうっておきました。

その後のその生徒の踊りは今までに見たことがないほど丁寧で
彼女の会心の出来でした。
時に悔しさと緊張とは思わぬ良い効果をもたらします。
彼女の最大限の力を引き出せた瞬間でした。

やさしくするのは簡単だし、注意をしないことのほうが楽です。
私は親でもなく他人なのですから。
先生として手を抜かず、時間内をきちんと教えれば責任は果たせるのですが・・

それだけで伸びる才能のある生徒もいれば 先生の枠を超えて関わり
面倒をみないといけない生徒もいるのです。 
どちらにしても、コンクールに出ると決めた彼女達が努力をし、その努力が
彼女達の手ごたえとなるよう。次へのステップを自信を持ち踏み出させて
あげたいと、今は心を鬼にしています。
頑張れです。

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昨日公演を手伝ってくれた仲間と 公演の反省会!! 次回にむけて盛り上がり!

2012年01月03日 22:00