過去に投稿された記事です

心から・・・・

昨日は 娘の受験に少し協力をと思い家で仕事をするように
調整をしました。

ここまで、色々なことを自分で決め進めてきた娘。昨日の朝まで
共通一次でどこを受験するのか、知らされていない私。

朝の朝食時にぼそっと「受験料払って来てくれる?」
願書などの書類一式を渡された。
「わかった!!」と答え書類を預かった。

娘の通う私学では受験指導の度に「大学受験は家族で頑張るものです。
お母様が頑張らないといけません」的な指導が毎回あった。
指導担当の先生(男性)が 自分の娘の時の話をしてどんなにか家族で頑張って
協力したかを話す。

私はそれを聞くたびに『これを聞いて、本気で母達が頑張るから子供が自立
しないまま大人になるんでしょ?これから社会を担ってもらう子供に責任を
少しずつ感じさせるようないい方はないのだろうか?』
と思っていた。
はしご教育の最たるものだ。
幼少期からはしごに登らせ、ここを上手に登ると社会に出れるのよ・・・
しかもそのはしごは幅が狭い、ひたすら登らないといけない・・・
はしごをひたすらに支える学校と親。

そのお嬢さん体質の学校の中で娘は、一人悩み考え挫折し右往左往しながら
ここまで来たのだろう。
私の教育にははしごがなかった。
私は落ちそうになったら 下でしっかり受け止めてあげるから安心して
どこかに足をかけながら登りなさい。綺麗な花を見つけたら取っていいわよ。
という母だった。

私のスタジオでもこんな私の考え方に共感を持ち同じように受験を迎える
子供達が何人かいる。

傷つきながら花を摘みながら空を見ながら登ってきた娘にそして生徒達に
心からエールを送る。
頑張れ!

2012年01月12日 11:32