過去に投稿された記事です

レッスンを受けるときの服装に心がまえがでるのですよ。

昨日は妙典校にいったのですが妙典校はスタジオが広いのです。
ですから暖房の効きが弱いのでレオタード1枚だと少し寒いのです。
そこで私は「寒いから最初、何か羽織っていいわよ」と言ってしまい
ました。が・・・生徒達は「大丈夫です」とレオタード1枚で始めました。
それでいいのです。動いていれば暖かくなるのですから・・・

私の時代は、それこそこんなに暖房設備が発達していなかったので
寒い稽古場でのレッスンが多かったのですが、ウオーミングアップを
しっかりして、いざレッスンと言う時はレオタード1枚でした。

私は先生に注意をして直して貰いたいときは、自分の身体の線が
判るようにレオタードの上に着こまない・・・と教わり守っていました。
しかも薄い色のレオタードは筋肉の動きまで判るので、薄い色のレオタード
を着ることで自分の身体の状態を確認していたものです。
レオタードの上に何かを着るとその部分はなまけて、身体も心も緩むのですよね。
まして、バレリーナたるもの寒い、寒いと背中を丸くしていて、ろくな踊りや
レッスンが出来るわけないのです。

この話はバレエクラスでよく話すのですが、今日は特別に寒かったのでしょうか?
小学高学年の生徒達が始まる前に、ストーブの前に背中を丸めて暖をとっていました。
しかもレッスン始まった時に何人かがパーカーやセーターなどを着こんでいたのですね。
私は心の中で今日は天使たちと楽しくレッスン!と思っていたので見逃そうと
思ったのですが、服装がだらしないと、動きもだらしない、無神経な動き方は
どうにも我慢が出来ないと・・再度服装の話、レオタードの意味などを
レッスンを受けると言う心構えを説明することにしました。
話しているうちに、皆パーカーやニットパンツやセーターを脱ぎだして
話が終わるころには、全員がレオタード1枚になっていました。
スタジオの天使たちは時に忘れっぽくすぐに私を困らせるのですが
素直で可愛い子供達です。
物を習う姿勢や態度、教えを請うという真摯な心を忘れず、いい加減に
こなさず丁寧に積み上げてくださいね。

注:大人から始めるバレエ、趣味のバレエはこの限りではありません。
  レオタード1枚になるのは子供だけプロフェッショナルだけです。
  安心してください。(*^_^*)
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2012年02月01日 00:13