過去に投稿された記事です
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日曜日、スタジオでフランス語の時間の後、生徒の一人が「自分の曲の振付を変えてもいいか?」
と尋ねてきた。
「いいわよ」と私。
尋ねた生徒は私が簡単にOKを出したので驚いていました。
「踊りの振付を変えるのも良し。曲を変えるのも良し。でもね、曲を変えれば
振付を変えれば上手に見えるかも・・・というのはありえないわよ。」と言いました。
何事も上達するには基本が大事であると
私は思います、基本というのは2種類あり、
一つは技術的な基本
もう一つは精神の基本
があるのではないかと思うのです。
手を抜かずに見えないところを丁寧にするという真面目な心の基本があり、
初めて技術的な基本が
身についてくるのだと思うのです。
そして、私が考える真面目というのは、四角四面のことではなく、人生その時
その時を感じたり、喜んだり、泣いたり、感動したり一生懸命丁寧に送ること。
(それはバレエに限ったことではなく、仕事も勉強も家庭も子育ても恋愛も・・・多分。
私は全然・・・駄目な部分や分野もあるけど・・・)
もう一つバレエで大事なのは立っているだけで、美しく見えるように心がけていること。
立っているだけで身体から感性を感じさせること。
だから日常生活から綺麗を気をつけていなければ、感性を磨いていなければ
舞台の上では輝けない。
付け焼刃は効かないのですよね。
ふと日頃から努力していた20代を思いだし写真を見つけてしまいました。
どの写真も、幸せそうな私がいました。
踊ることが好きで、自分の苦手なことを無くすように努力するのが辛いながら
楽しかったころを思いだしました。
クラシックバレエの好きなところは、細かい神経の積み重ねで美しさを創っていくところ。
丁寧に積み重ねれば必ず美しくなれること。
バレエの楽しさを教えてくださった先生と踊った思い出の写真。
もうこの先生は今や日本のバレエ界の重鎮です。
クラシックバレエ