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タ―ジ・マハル

怖い夜が過ぎ、次の日はアグラという町へ移動です。
アグラには、ムガル帝国のシャ―・ハーンが愛する妻の為に22年をかけて
造ったお墓があります。
ロマンチックなエピソードは女性の憧れのようです!

デリーから車で6時間かけての移動でした。
アグラに行くまでに色々な町を通り抜けていくのですが
驚いたことに、道路には車のすぐ隣を牛が・・・水牛が・・ラクダが
猿が・・羊が、ゾウが普通に通り過ぎて行きます。

ところどころにあるゴミの山には、貧しい人達が住んでいて
道路のいたるところに、人が転がっています。

動物と人間の住むところの境もなく、まさに人間と動物が同じ環境でゴミの中テントの中で
共存していることを、目の当たりにして少なからずショックを受けてしまいました。

つくづく日本は豊かな国であること、美しい国であること、人間としての尊厳を守られている
国であることに大きな感謝を感じました。
インド・・・この国はどこに行くのだろうと・・カースト制度がなくならないことには、この貧しい人達
の暮らしを改善できないのだろうなぁと胸が痛くなりました。

さて、娘の希望でタ―ジ・マハルにはサリーを着て行きました。
観光に来ていたインドの人達は何を思ったのか???
私達をタ―ジ・マハルで働く人と勘違いしたのでしょうか??
入れ替わり立ち替わり、記念撮影を申し込まれ40組近くの
観光客と記念撮影をすることになりました。

タ―ジ・マハルのロマンスを満喫するどころではなく、最後は疲れて
逃げるようにタ―ジ・マハルを後にしました。

その後、ホテルに帰ろうとすると、無理やりアーユルヴェ―タに連れて行かれました。
アーユルヴェ―タとはマッサージと温めたオイルを額にゆっくりかけていく美容法です。

まずは、裸になりマッサージ・・・ふと見るとガスコンロでオイルを温めているのが目に入り
ええっ~、オイルを温めすぎてかけられたら、火傷してしまう!
天ぷらではないんだから、そんなにオイルを温めないでいいでしょ~。と心の中で
おびえながら・・

思わず私は「やさしいマッサージが好きで、熱いのは苦手です。」とお断りをしたのですが・・
でも、タ―ジ・マハルで疲れていた身体と心はオイルをかけられながら、いつしか眠りの中へ誘われ
90分後は頭の先から足の先まで、オイルだらけになりつつ、リラックスしていました。

こうして、疲れた2日めも終わっていったのでした!! (続く)

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2012年09月21日 01:12